仕事を知る製造部

製造部の様子

専門技術の連携であらゆるニーズに対応

受注管理課がお客様から受注したオーダーに対して、決められた数量を、決められた期日までに生産しています。
まず、素材である金属板をカットし、板金や抜き、曲げの加工を施して部品の組付けを行います。箱組や溶接加工の次は塗装のプロセスへ。脱脂や化成処理を終えた本体および部材に粉体塗装や溶剤塗装を行います。乾燥後に最終的な部品を取り付けて梱包。作業は多岐にわたり、工程ごとに専門技術と熟練を求められる仕事です。

大量生産からオーダーメイドまで、3つの部署で展開

オフィス家具を中心に売れ筋商品の大量生産を担う第1製造部・製造1課。多様なニーズに応え多品種少量生産に取り組む第1製造部・製造2課。そして、マンションメーカーやコンビニチェーンの建材をはじめOA機器の筐体などを生産する第2製造部・製造課。それぞれが専用ラインで製品づくりに取り組んでいます。

快適な働き方を実現する環境

製造部は、3つの部署の垣根を越えて人員の割り当てをはじめ、加工を協力しあうことで需要の波をコントロール。安定操業と売り上げを確保しながら、定時での退勤を実現しています。残業が必要な場合は、工程計画に従って割り振りなどを行い、事前に予定を共有します。
2022年には、社員一人ひとりの経験とスキル、適性や希望を前提に配属を見直し「人と製品の関係」の大幅な再編をはかりました。より快適に働いていただくことが生産性を高める、豊國工業はそう確信しています。そのための努力も惜しみません。もちろん経験も不問です。入社後に興味を持てる部署や工程を見つけ、技術を磨いてください。

第1工場 製造1課

第1工場 製造1課の様子

売れ筋商品の大量生産を担う豊國工業の大動脈

オフィス家具メーカーなどから受注した売れ筋商品の委託製造や、高い需要が見込まれるオリジナル商品をハイスピードで大量に製造。いわば国内最大の生産規模をフル活用 している部門です。
製造一課が担う大量生産品は板金加工から最終のアッセンブル工程まで直結・一貫した生産ラインになっており、高い生産性を実現しています。収益の基盤を担う部門として豊國工業の安定経営を支えています。
大規模な製造ラインにはたくさんの工程が含まれており、それぞれの専門家が受け持っています。入社したての頃は、どうしても目の前の仕事に集中しがち。ですが、完成品と向き合うことで、工程ごとの仕事の大切さを認識できるようになります。次の成長ステップは、そこから始まります。

第2工場 製造2課

第2工場 製造2課の様子

時間勝負の多品種少量生産でニーズを具現化していく

製造2課は特注品を含む個別受注製品の生産、またロットの小さなオリジナル製品など多品種少量生産を担う部署です。製造1課に比べ約5倍の部品点数を少量で加工するため、頻繁に段取替えを要求されます。
ラインの規模は製造1課のおよそ3分の1ですが、汎用性の高い設備を多数配置し、多様な製品に対応できる柔軟性を確保。速乾性に優れた有機溶剤なども併用しながら、超短納期を実現しています。
設計開発課が担う月間約10件の個別受注生産に対応する部門として、つねに連携しながらより効率的な製造を追求しています。飽きる暇がないほど目まぐるしい毎日。この仕事の魅力の一つです。

第3工場 製造課

第3工場 製造課の様子

マンションやコンビニの外装材、OA機器の筐体を製造

マンションメーカーの建具をはじめとするエクステリア系の遮蔽用フェンス、またOA機器の筐体や寺院向けの納骨壇を生産しています。
顧客から配布された資料を設計開発課と連携し、ラインに応じた見直しをはかることで、時短やコストダウンも提案しています。マンションメーカーの建具はマンションごとにサイズが異なり、個別受注生産になっています。特殊鋼材が手に入らないときや、予想外の超短納期受注など、大変なことも少なくありませんが、そのたびに各部課と連携して乗り越えています。
コンパクトシティ化が現実味を帯び、墓仕舞いも進むいま、新しいジャンルとして納骨壇の需要も伸びつつあります。有名建築家の設計による納骨堂への納入など、鑑賞レベルの仕上がりを要求される製品として、技術の底上げにもつながっています。

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